飲み物の名前に「green」と付いているのに、液体は普通のコーラ色。ボトルはほぼ黒。ちょっとややこしい。
アサヒ飲料が「green cola」を8月4日から全国で発売した。5月から東京、埼玉、千葉、神奈川のコンビニで先に売っていた商品で、今回ようやく地域が広がった。
ギリシャ生まれで、50以上の国と地域へ
発表資料によると、ブランドが生まれたのは2012年のギリシャ。現在は50を超える国と地域で展開している。
特徴は植物由来の甘味料ステビアを使い、砂糖と保存料は不使用、カロリーゼロであること。500ミリリットルのペットボトルで、希望小売価格は税込216円だ。
正直、「罪悪感なく飲める」という売り文句はゼロ系飲料で何度も見てきた。ただ、green colaはロゴが強い。黒地に緑と白の大きな文字。冷蔵棚に並んだら、商品名を読む前に色で見つけられそうだ。
緑なのは中身ではなく、考え方らしい
名前だけを見ると、青汁のような原料や緑色の液体を想像する。でも、ここでのgreenは植物由来の甘味料や、砂糖を使わない設計を示すブランド側のイメージに近い。
先行販売エリアでは「すっきりして飲みやすい」といった声があったという。メーカー発表なので、味の評価は自分で飲むまで保留したい。ステビア系の後味が好きかどうかで、かなり分かれそうでもある。
Xでは「ジンジャーエールに近い」という感想も
実際に飲んだ人の投稿では、コーラよりジンジャーエールに近く、甘さは控えめという感想があった。チェリーコークのような甘さを期待すると違う、食事には合わせやすそう、という説明で、メーカーの「すっきり」より味を想像しやすい。
甘くないスパイシー炭酸飲料としてのコーラ。味はジンジャーエールに近く、ノンアルコールの食事にも合いそう。
別の投稿では「青臭さを感じるが悪くない」という言い方もあった。褒め言葉としてはずいぶん正直だが、植物由来を前面に出した商品らしさは伝わる。甘いゼロコーラの代替というより、食事中に飲む少しスパイシーな炭酸として見るほうが近そうだ。
この2件は、関東のコンビニで先行販売していた5月の感想だ。8月4日の全国発売後に全国の好みを集計したものではない。それでも「すっきり」という広告の言葉を、ジンジャーエール、青臭さ、食事向きという具体的な味へ置き換えてくれる。
国内で先行販売が始まったのは5月12日。全国展開を告知した広告には岸谷蘭丸、長浜広奈、MON7A、JESSICAを起用し、合言葉は「NO is Smart」だった。砂糖やカロリーを「入っていないもの」として隠さず、むしろパッケージ正面の売りにしている。
ただし、植物由来なのは甘味料のステビアについての説明だ。「自然素材だけで作ったコーラ」まで意味を広げるのは違う。ゼロカロリー、砂糖不使用、保存料不使用という確認できる範囲で見るのがよさそうだ。
それでも、海外で長く売られてきた商品が、日本向けに一から名前を作り直さず、そのまま来た感じは面白い。売り場で「緑じゃないやん」と一回突っ込み、そのまま手に取らせたらパッケージの勝ちだ。
私はゼロコーラを飲むたび、カロリーより甘味料の後味を気にしてしまう。全国発売初日の商品なので、まず一本だけ買う。箱では買わない。今週はティッシュの写真を見たばかりなので、まとめ買いに少し敏感になっている。
見たもの
アイキャッチはコーラのイメージ写真です。写真:Lin Yu/Pexels。実際の商品画像は発表資料で確認できます。