ネズミのヒーローに、猫のライダーが二人。追いかけっこの図が、変身前からもうできている。
9月に始まる『仮面ライダーマイス』の制作発表会見が、8月4日に六本木ヒルズアリーナで開かれた。シリーズ55周年の新作で、主役ライダーのモチーフはネズミだ。
マイスは「マウス」だけではなかった
番組公式サイトによると、主人公・音澄宙は名家の瑞生家に仕える「マイスター」。料理、掃除、修理まで何でもこなす。ネズミの複数形miceと、職人のmeisterを重ねた名前らしい。
宙を演じるのは秋谷郁甫。ヒロインの瑞生優菜役は堀川梨心。100年前からよみがえった組織のリーダー、嶺髙華武利/仮面ライダーマオウを東啓介が演じる。
マイスは銀色のボディと青い目で、変身ベルトは胸側。相手として公開されているマオウとリドは猫のライダーだ。ネズミ対猫という単純な関係に、名家、御庭番、不可思議事件、100年前の組織が重なっている。
設定の説明だけで、少し忙しい
令和ライダーは毎年、最初の一報で「そこをモチーフにするのか」と言わせにくる。今回はネズミ。しかも主人公は、屋敷で家事を完璧にこなす人物だという。
ネズミと家事は、昔話なら食べ物を荒らす側。そこを「仕える職人」にひっくり返しているのが気になる。猫のライダーも、ただの天敵で終わるのか、途中で同じ側に来るのか。シリーズに慣れた人ほど、最初から関係の変化を疑って見そうだ。
主題歌はTHE RAMPAGEの「One Shot」。卵のようなキーアイテムを使うことも予告されている。ネズミ、猫、卵。食物連鎖なのか、別の神話なのか、まだ説明を読んでも全部はつながらない。
Xでは、すでに十二支の話まで始まっている
制作発表のあと、Xでは公開された動物モチーフを十二支へ当てはめる投稿が増えた。中でも面白かったのが、昔話ではネズミにだまされて十二支へ入れなかった猫が、今度はネズミの座を奪うのでは、という読み方だ。
子が干支の座を猫に奪われた形になるけど、元の物語では子が猫をだまして干支から外している。
もちろん、これは視聴者の予想で公式設定ではない。猫が二人いる時点で十二支だけでは説明しにくい、という突っ込みも同時に出ていた。情報解禁の日は、設定が固まる前の仮説が一番にぎやかだ。
変身アイテムの卵についても「割って変身する仕組みがいい」という反応があった。映像で動く前から、胸のベルト、卵、動物の関係を考え始める人がいる。新番組は第1話より前に、もう考察の期間へ入っている。
放送開始は2026年9月6日、毎週日曜午前9時。マイスは「マイスドライバー」を胸に巻き、リドは同じベルトを腰へ、マオウは別の「マオウドライバー」を腰へ装着する。公式が「胸VS腰」とまで書いており、ベルトの位置そのものを対立へ使うらしい。
卵型アイテムの正式名は「ライドエグズ」。本放送より先に、7月24日公開の映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』へマイスが登場している。初回を待てない人には、すでに動く姿を確認する手段があった。
私はロゴの「マイス」が、遠目だと刃物みたいに見えるのが好きだ。かわいいネズミをそのまま出さず、金属っぽいヒーローへ寄せている。9月の初回で、家事の腕前をどこまで本気で見せるのか。変身より先に、掃除の場面を待っている。
見たもの
- テレビ朝日『仮面ライダーマイス』公式サイト
- 仮面ライダーWEB「制作発表会見 8月4日開催」
- 仮面ライダー avex SOUND WEB「主題歌アーティスト解禁」
- Retrashornさんの十二支に関するX投稿
アイキャッチ:テレビ朝日『仮面ライダーマイス』公式サイト。©2026 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映